CURATION
2024/05/25
本物の不動産エージェントとは?偽エージェントとの違い
序文
最近、不動産エージェントを目指す方々との面談の際、「他の不動産エージェント会社も説明を受けています」という話をよく耳にします。これ自体は良いことですが、その内容を聞いて驚くことが多々あります。多くの不動産エージェント会社が「案件があれば、契約は本部がやるので、お客様を紹介してください」というスタイルを取っているのです。本気で不動産エージェント会社を経営している身として、これは見過ごせない問題です。
不動産エージェントの真の役割
不動産エージェントとは、単なる紹介者ではありません。彼らは不動産の実務を行うプロフェッショナルです。具体的な仕事内容を挙げると以下の通りです。
- お客様の希望条件のヒアリング: お客様のニーズを細かく聞き取り、それに合った物件を提案します。
- 物件の紹介: 条件に合った物件をリストアップし、現地の案内を行います。
- 契約手続きのサポート: 物件の申し込みから融資のお手伝い、契約書や重要事項説明書の作成、読み合わせ、締結までをサポートします。
- 物件の引渡し: 契約が成立した後、物件の引渡しまで責任を持って対応します。
これらは不動産エージェントの仕事の一部に過ぎません。他にも、マーケットの調査や広告活動、クライアントとの関係構築など、多岐にわたる業務をこなしています。
偽エージェントと本物のエージェントの違い
一部の不動産エージェント会社は、実際の業務を行わず、ただ紹介だけを行うスタイルを取っています。これは「不動産エージェント」とは言えません。例えるなら、友達に美味しい寿司屋を紹介しただけで「すし職人」と名乗るようなものです。そんなレベルで「不動産エージェント」を名乗るのは、本物のエージェントに対する侮辱です。
偽エージェントの特徴
- 従業員証明書の未発行: 正式な従業員証明書を持たないまま活動しています。
- オフィスの未設置: 物理的なオフィスを持たず、信用を築くための基盤がありません。
- 副業としての活動: 多くが本業ではなく、副業として活動しているため、責任感が欠けています。
どのようなビジネスをするかはその会社の自由ですが、「不動産エージェント」と名乗るのはやめていただきたいものです。私はすし職人と名乗ることはしませんので。
まとめ
不動産エージェントを目指す方々には、本物のエージェントとしての誇りと責任を持って活動していただきたいです。不動産エージェントは単なる紹介者ではなく、プロフェッショナルとしての実務を担う重要な役割を果たしています。偽エージェントとの違いを理解し、誇りを持って活動しましょう。
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