海外の方との不動産取引で注意すべき点！

1. 仲介手数料を支払う必要があることを伝える

日本では買主が仲介手数料を支払うのが一般的ですが、海外では売主が負担し、買主は支払わないケースも多く見られます。そのため、買主にも仲介手数料の支払い義務があることをしっかり説明することが重要です。
いざ契約！というときに「なんで私が手数料を払わないといけないんだ？」と言われてしまう事もあります。
購入者との媒介契約を結ぶとより安心です！

2. オーナーチェンジ物件は内覧できない

日本では、賃貸中の物件（オーナーチェンジ物件）は基本的に内覧できません。しかし、海外では賃貸中でも内覧できるのが一般的なため、「日本では原則として内覧できない」ことを明確に伝える必要があります。

3. 手付金がすぐに支払えないケースがある

通常の取引では、手付金は契約後すぐに支払われます。 ただし、海外からの送金の場合、契約後に銀行が契約書を確認した後に日本の表面へ着金するため、即時の着金は真面目で、一定のタイムラグが発生することが一般的です。その点を売主業者に事前に説明しておくことが大切です。

4. 利回りは「表面利回り」ではなく「実質利回り」だと認識される

日本では一般的に「利回り」と言えば 表面利回り（物件金額から年間収益を割った数字） を指します。しかし、海外の方は 経費を差し引いた実質利回り（Net Yield） のことを「利回り」と考える場合が多いです。
過去に、表面利回りで説明したところ「利回りを高く見せようとして詐欺をしているのか？」と誤解されたこともありました。誤解を防ぐために、事前に「これは表面利回りの数値である」と明確に説明するか、最初から実質利回りで話しを進めていくことをお勧めします。

5. 契約日に交渉を持ち込むのはNG

日本では、契約前に条件を確定させ、契約当日に変更はしないのが通例です。しかし、海外の方の中には契約日に値段や手数料の交渉を始めるケースがあります。
例えば、「3物件買う」と言っていた人が、契約当日に「この物件は買うけど、これはやっぱりいらない」と言い出すこともあります。こうした事態を避けるために、契約前に条件を最終確認し、当日は変更できないことをしっかり伝えておくこと大切です！！

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