CURATION
2020/06/11
RE/MAXの夢 デイブ・リニガーの思い
RE/MAX Everybody Wins 〜誰もが幸せに〜
世界No. 1の不動産フランチャイズRE/MAXがどのようにして誕生したのか?
なぜ世界No.なるまで成長したのか?
今回はRE/MAXの歴史についてお話をしたいと思います。
参考にするのはこの本
2004年に出された「Everybody Wins」日本語にすると誰もが幸せに。
この作者は高成長企業を研究していて、あらゆる基準を満たす6企業(マクドナルド、ウォルマート、ヨーロッパから2社ノキア、BMW、アジアから2社トヨタ、キャノン)そして、RE/MAXについても研究し本の最後にはこの6社とRE/MAXを比較し、全く引けを取らない研究結果が出ている。
現にRE/MAXが創業した1973年からこの本が出された2004年の間全ての月で、成長してきた圧倒的な企業なんです。
そしてこの頃が50カ国に進出と書いてあったので、現在は110カ国さらにその勢いは衰えることを知らないのです。
本の著者はこの成長のグラフを見て、これがゲレンデだったらスキーでも滑れないよ、こう言ったそうです。
この本の最初はこう始まります
デイブ・リニガーとゲイルリニガーに本書を捧げる。そして夢に・・・
つまりこの本の主人公は創業者のデイブ・リニガー、創業メンバーで奥さんでもあるゲイルリニガー、そして、夢とあるんですが、
夢ってどれかわかりますか?そうこの本のタイトルであるEverybody Wins 〜誰もが幸せに〜なんですね。
RE/MAXに関わる人を全て幸せにするそれが夢、つまり本はデイブとゲイルとRE/MAXに関わる全ての人に捧げるということなんです。
そして次にデイブリニガーによる前書きから始まるんですが、
「まず夢がなければ、何も起こらない」カール・サンドバーグ 有名な作家の名言から始まるんですが、これも夢なんですね。
そして、次の分も、
最初から私の夢は誰もが幸せになれる組織を作る事だった、ここでも夢を語っているんですね。
とにかくRE/MAXは夢を大事にする組織で、最初のこのページ30行あるんですが、夢って言葉が20回も出てくるんです。
RE/MAXには幾度となく困難が起きるんですが、誰もが幸せにという夢と、その夢を共有することで全てを乗り越えていくんですね。
まずデイブリニガーの話からしていきたいと思います。
リニガーはアメリカインディアナ州の家族経営の農場で生まれた。
リニガーは学生時代何かしらの事業をやりたいとぼんやりと思っていたけど、医者になる、パイロットになるみたいな明確な目標がなかったので、学生時代はあまり真面目に勉強をする方ではなかったらしいんですね。
結局やる事もなく、父親の仕事を手伝ってたらしいんです、水道工事とかスプリンクラーの修理みたいな仕事で、リニガーには合わなかったそして、結婚して、その後に軍隊に入隊したんですけど、ここで、子供もできて家族が増えたのに、給料は前の仕事の半分程度しかなくて、リニガーは軍隊で働きながら、新聞配達、ガソリンスタンド、映画館と3つのアルバイトも掛け持ちしたんですね。
そして頭金を貯めて、家を買ったんです、ここがリニガーの最初の転機だったんですね。
ここで買った家が、1年間後に倍近くになって自分が4つも掛け持ちしてたお金と同じくらいの利益を上げて、家ってすごいなーって思ってこっから、不動産投資を加速させて、投資グループを作って自分の経験から仲間の不動産を選んであげたりしながら、お金を増やしていきました。
そこで、自分が見てきた不動産の営業マンたちが凄くレベルが低く見えて、これなら自分でも稼げるんじゃないかと思って、不動産の資格も取って、チャレンジします。
その当時のアメリカの不動産の売り方は家を個別訪問して、売りませんかと声をかける方法だったらしいんですね、リニガーはあれだけあんな奴らが儲かってんだ、俺でもできるぜって言ったのに、半年間で1件も売れなかったんですって。
そこで、不動産を諦めようと思っていた時、有名な不動産営業マンの講演に行く機会があったんです。
そこで、ここでどうにかキッカケを作ろうと意気込んでた最前列で話を聞いて、休憩のたびに話しかけに行ったんですって、そしてその講師がリニガーに君はちなみに何件売ったんだい?と聞いたらしいんですが、僕は1件も売ってないよってリニガーが答えて、ここでその講師は真顔で「やめなさい」こう言ったらしいんですね。
そこでリニガーは勘違いをするんですが、このやめなさいを「困難にどう立ち向かうか」俺は試されてると思ったらしいんです。
どう脳内変換したのか、リニガーはすごくやる気が出て、家に帰るんですが、その帰り道によったスーパーで、レジの前に並んでいた親子が不動産を売るかどうかの話をしていたらしいんです、いつものデイブだったら素通りだったらしいんですが、その時は、講師に「不動産やめなさい」って言われて、なぜかやる気マックスになってますから、相手はヒスパニック系の人だったらしく「セニョール、不動産の手数料はいくらかわかりますか」って話しかけたんですって、6ヶ月1件も売れずに、さっき講師に「やめろ」って言われた人間が「セニョール手数料は」って話しかけるんですから普通じゃなないですよね。
でもこの家を次の日訪問して、掲載して1時間で満額で売却したんですって、そこからリニガーは自信がついて、そのあとの2日間でも4件の不動産を販売して、そこから猛烈に不動産を販売していきます。
そのあとも、そのやめろって講師の追っかけになってパーソナルメンターになってもらって、いろんな賞をもらうようになったんですって。
講師もびっくりですよね、まず辞めろって言ったのに辞めてないし、めちゃくちゃ不動産も売るし。
リニガーは不動産屋を何社か転職して、不動産を売りまくるんですけど、
RE/MAXの元となる2社を紹介しますね
まず1社目が、「リアルティ・エグゼクティブ」ここは、他の不動産会社で珍しく、営業マンの売り上げを100%渡して、机代を取っていたらしいんですね、でものその会社自体はそこまで洗練されて無く、どちらかというと、小さな他の不動産会社は「デスク貸し商売」と馬鹿にしていたそうです。
そしてもう一社がバンシャークという会社この会社は逆に非常に洗練されていて、研修制度もあり、ブランドの知名度も凄いし、優秀なエージェントも沢山いたらしいんですね。
リニガーはその素晴らしい会社で素晴らしい成績を残すんですが、リピート客もだんだん増えてくると、会社の看板っていらないなと、売り上げの半分を持っていく割には大したことをしてくれないなと感じたらしいんです。
リニガーは前に勤めていた、100%の報酬の会社が恋しくなったんですが、でも、この会社のブランドもやはり素晴らしいと思ってこのハイブリット型だとどうだったって閃いたんですって。
エージェントは金銭でモチベーションが湧き、優れた研修制度に支えられ、自由に成功を収め、成長することができる。お客さんにとっても、プロフェッショナルなサービスがあるし、エージェントが辞めずに長期でサービスをしてくれる、結果が出る運営にエージェントが集まるので、オフィスも成長する。
つまりここで、ウィンウィンウィン、エビバディウィンズの発想になったんですね。
そして、この美しいシステムと報酬分配の原則さえ守れば、成長を続け、世界最大の不動産会社になるだろうと。
まだ、会社を立ち上げてもないのに、この、「皆が幸せに」この夢さえ守れば、共有し続ければ世界最大の会社になるって、思ったんですね。
そしてこの話をバンシャークでいろんな人に話すんですが、誰1人共感してくれなかったんですって、そこでデイブはたった一年で辞めRE/MAXを起業するに至ったんですね。
ここで、この辞めた時のことを作者はこう書いてます。
その当時は矢が放たれたことを誰も知らなかった、振り返ってみれば、不動産業会は2度と戻れなくなり、デイブが夢によって業界を作り替えたのである。
こう書いているんですね。
さてここから、その夢を沢山の仲間と共有しこれから約47年で凄まじい成長をすることになります。
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