CURATION
2024/12/11
RE/MAX Revo 安川オーナーインタビュー
RE/MAX Revo 安川オーナーにインタビューしました。
社長インタビュー 創業のきっかけから最大のピンチまで 赤裸々に語ります!
RE/MAX Revo
オーナー 安川亮介
【プロフィール】
名前:安川 亮介
現在の所属:株式会社RE/MAX Revo 代表取締役
前職:お笑い芸人(サンミュージックプロダクション所属)/不動産
会社を立ち上げようと思ったきっかけ、どんな想いで起業されたのか教えてください
実は昔、お笑い芸人をやっていたんです。サンミュージックプロダクションというカンニングの竹山さんとかダンディ坂野さんとか、そういう方たちがいる事務所で約10年くらい芸人をやっていました。
きっかけは父親の影響が大きいですね。父親がサラリーマンで、毎朝車で学校に送ってもらっていた時に、いつも浜田省吾さんの『Jボーイ』という曲が流れていて。その歌詞が”仕事終わりのベルにとらわれの心と体、取り返す夕暮れ時”というような、サラリーマンの苦しみを歌った内容だったんです。それを聞いて、これはいかんなと思ったんです。
親は大学に行ってほしいと言っていましたが、消去法で芸人を選びました。縛られたくない、自由になりたい、お金持ちになりたいという理由で芸人を目指しました。芸人になって一発逆転しようと思いました。
その後、お笑い芸人として22歳くらいでエンタの神様に出演するなど、最初は順調でした。でも、だんだんうまくいかなくなって。芸人でいていいのかな?と疑問に思い始めました。
そこで気づいたのが、社長が一番お金を持っているということ。じゃあ社長にならないと!とおもったのが28歳の時。
芸歴10年で子供は一人いて、次の子も産まれるかという時でした。
ちょうどその時、自分の弟と父が不動産業を営んでいたので不動産の世界に入りました。
そして、実は当時300万円の借金もあったのですが、投資用のワンルームマンションの会社に入社し、1年で完済することができました。
不動産投資の知識をさらに深めるためにオフィスビルを扱う会社に入社。不動産投資の会社で働く中で、お客様である経営者の方々のエネルギーに魅せられました。
社内の先輩方に『将来の夢は何ですか?』と尋ねたら、『不動産をいっぱい買ってセミリタイアすること』と答えたんです。それを聞いてなんだかショックでした。不動産投資会社なので、気持ちは分かるのですが、「仕事をしないことが夢」ってなんだろう?と。でも、目の前にいる社長は、いつでも仕事をリタイアできるくらいお金を持っていても、まだまだ情熱を持って働いている。絶対こっち側になりたい!と思いました。
自分で事業をやりたいと思って、私はまずはサラリーマンから始めました。働く人たちの9割はセミリタイアしたいと考え1割の人は「事業がしたい!」と思っているのってなんだか切ないなと思いました。
そこで、自分はこのような生き生きと働く社長たちの集団を作りたい!と思っていろいろと調べていたところに、RE/MAXに出会いました。全員社長で全員がイキイキと働いている、もうここしかない!と思って、サラリーマンを辞めて独立しました。
RE/MAXレボのレボは革命という意味です。働く人の意識をポジティブに変えていきたい。世の中でホワイト企業というと、いかに働かせない企業かの代名詞になっているところもあり、矛盾を感じていることろもあります。
よく働き社会にきちんと貢献する、会社を作りたい。
そのためには労働者ではなく、起業家であることではないかと気づき、「100人の社長を作る」という想いで創業しました。
起業当初、苦労されたこと、そしてそれを乗り越えるためにどのような工夫をされたか教えてください
一つ目はコロナです。
2019年10月に起業して、すぐにコロナが来たんです。お祝いでもらったパキラという観葉植物があって、その花言葉が『勝利』『ビクトリー』だったんです。でも、コロナで1ヶ月ロックダウンになって会社に来れなくなって。久しぶりに会社に行ったらパキラが腐っていました。縁起が悪いですよね笑
いきなりテレワークの毎日で焦りました。でも、ずっとこれまでの人生でやってきたように、「マイナスを全部プラスに変えよう!」という気持ちで経営していきました。コロナのおかげで融資も受けられましたし、新しい働き方を求める人との出会いもありました。
二つ目は面談後の出来事。
私の採用面談は長いんです。伝えたいことが多すぎて1人あたり2時間くらい話しちゃう。相手の人生が変わると思っているのでかなりの熱量で話しています。一度、2時間×4人を休憩なし食事なしで面談したことがあり、すべてやり終えた後に貧血で廊下で倒れたこともありました。一通りも少ない日曜日でしたが、偶然来ていたエージェントさんが気づいてくれて助けていただきました。創業時、無茶しすぎたなと思いました。
三つ目は今年の出来事ですが、共同創業者が突然やめることになったこと。
当初3人で創業しましたが、共同創業者が急に2人同時に辞めました。
今年の2月から代表取締役社長となり、実質は経営者1年目です。2人の退任に今までの利益が全て無くなるくらいのコストがかかりましたので資金的なところで言うとゼロと言うよりはマイナスからのスタートです。現在はなんとか債務超過から脱する事ができていますが、経営をしていると本当に色々な事があります。それでも沢山の人の力を借りながら、自分で培ってきたスキルが花開いたところもありつつ、なんとか乗り越えることができました。今年は、第二創業期の開始だと考えています。
会社の理念や大切にしている価値観について教えてください
私たちは『100人の社長を作る』という理念でやっています。一人一人が事業家として独立自営でやっていただく。そして、世の中を変えるためにはたくさんの社長を作っていきたいと考えています。
また、私たちはアメリカのRE/MAXというフランチャイズに属しているので、大元のフランチャイズが持っている理念、そして日本のRE/MAXが持っている理念も大切にしています。その上で、RE/MAX Revoとしての理念があります。
一般的な会社はお客様のためにどうするかという指針で動いているが、当社は「働く人のための会社」ということろが明確に違う点です。エージェントの皆さんがどうすれば働きやすいかを一番に考え経営のジャッジをしています。
私の目標として、100人の社長の次は「100人の投資家を作る」ことを考えています。投資といえば株か不動産だと思うのですが、当社の場合だと不動産投資で安定収入を得てほしいと思っています。
次の段階では、「100人の夢を叶える」という目標があります。
これは3つの夢で構成されています。
まず『マイドリーム』、これは個人の夢です。フェラーリが欲しいとか、ハワイに行きたいとか、ブルガリの時計が欲しいとか、そういった個人的な夢です。ただし、これはお客様に言ったり、発信したりするものではありません。携帯の待ち受けにしておくとか、部屋に飾っておく程度でいいと思っています。
次に『ファミリードリーム』、これは家族との共有の夢です。経営者は365日24時間仕事のことを考えがちですが、家族から「家族と仕事どっちが大事なの」と言われるのは、仕事をしている意味がなくなってしまいます。そこで、家族と夢を共有することが大切です。私は今年、RE/MAXのコンベンションでアメリカ、バリ島に行きました。できるだけ家族と一緒に参加して、表彰された際には、子供たちに写真を撮ってもらったりしています。「パパおめでとう!」と言ってもらったり。仕事は一生懸命に頑張るんだけど、節目節目では家族と夢を共有しながら一緒に進んでいくのが大事だと考えています。あとは、自分の子供たちに働くことは良いことだということを見せていきたい、これができるのは親だからこそです。「働きたくない大人」を作りたくないと思っています。
最後に『パブリックドリーム』、これは公共の夢です。お金のため、生活のため、家族を養うため、社会とのつながり、そういった理由で働くのはもちろんいいのですが、仕事の本質は常に他人のためにあると考えています。例えば、このコップに入っている一杯の水でも川から汲んでくるには大変です。ここに誰かの仕事があり、感謝があって、そしてお金を払ったり貰ったりするわけです。だから、エージェントさんたちには、社会をよくしたい、目の前のお客様を喜ばせたい、という軸を持って仕事をしてほしいとお伝えしています。
この3つの夢、マイドリーム、ファミリードリーム、パブリックドリームを叶えていくのが、私たちの企業理念です。
具体的にどのような事業を展開していますか?
私たちは、不動産エージェント会社です。会社の収益は、エージェントさんからいただく毎月のビジネス使用料と、不動産仲介の売上の一部です。
エージェントさんたちの仕事は不動産の仲介業です。これは賃貸でも売買でも、大きな投資物件でも家賃3万円の賃貸物件でもいいんです。基本的に、売りたい人、買いたい人、貸したい人、借りたい人をつないで、お客様から仲介手数料をいただく、というのが仕事になります。
他社との違い、貴社の強みは何だと考えていますか?
私たちは不動産エージェント業1本でやっています。片手間に不動産エージェント業をやっている会社は非常に多いですがこれ1本でやっている会社は稀です。そこにまずは差があると思っています。例えると、品数が多い中華料理屋のラーメンvs豚骨ラーメン1本勝負の店、くらいの差があります笑
ラーメン1本でやっているのでこれがなくなると商売できなくなります。だからこそのサービスや熱量はあります。
また、副業的な週末だけの宅建士や、オンラインでの仲介など、いろんな不動産エージェント会社がありますが、私たちはがっつりと本業として取り組むメンバーが揃っています。そして、アナログな部分もしっかりとケアしながら、新しいビジネスを展開できる体制を整えているのは当社ならではの強みです。
大手が参入してきても、負けないと思っています。
今後、貴社のターゲットとする市場はどのように成長していくと考えていますか?
間違いなく伸びると思っています。少子高齢化や賃金が上がらないなどありますが、不動産仲介という業種でいうと、中古不動産市場は確実に成長しています。日本は新築史上主義と言われて、新築を買う人が多く、2割が中古、8割が新築といわれています。しかし、アメリカやヨーロッパ諸国では中古が8割、新築2割を占めています。日本も今、その方向に向かっています。国も空き家問題などに向けて動きを見せているのが現状です。
また、私たちが活動する福岡市は、日本で一番元気な街と言っても過言ではありません。福岡市の人口は神戸市を抜き、福岡県の人口も北海道を抜きました。「福岡市」「仲介」というだけでも優位性は高い、未来は明るいと思います。
さらに、エージェントという働き方自体も伸びていくと考えています。終身雇用制で同じ会社で20歳から60歳まで働く人が少なくなっている今、多様な働き方が選ばれる時代になっています。新しい働き方に不安がある人もいるかもしれませんが、この働き方はすでにアメリカで成立している働き方なので、あとは日本で私たちがどうアジャストしていくか、にかかってくると思っています。これからはCMメディアなど企業としての発信だけではなく、SNSで個人での発信も求められています。福岡市、仲介、エージェントどれをとっても伸びる余地しかないと感じています。
経営者として大切にしていること、心がけていることは何ですか?
まず、人格者であるべきだと常に思っています。目先の利益を追いかけるために大事な人格的な部分を失わないでください、とエージェント面談ではいつも伝えています。
例えば、『人脈作ってから起業します』という方がいるんですが、よく聞くと今の会社のお客さんを連れていこうという考えがある。そういう人には絶対やめてくれと伝えています。1年目はそれで少し稼げるかもしれませんが、人格を失ったビジネスはうまくいかないからです。
むしろ、あなたにとっての資産は今一緒に働いている仲間たちです。サラリーマンにとってはその人たちとの絆を長期間保った方が、絶対後でいいことにつながるからと。
人としてどうかというところが経営者としては問われるので、まずは筋を通してから事業をやっていかないといけません。事業家というのはビジョンを発信していく立場、リーダーなので、この部分がないのは致命的だと思っています。
また、メンタリティの面では、物事と自分の心を常に切り離して考えることも大切です。経営者個人と会社という人格を分けて考え、感情で会社を経営しないようにしています。プライベートを持ち込まないとか、感情で会社を経営しないとか、何かあったことに対して一喜一憂せず、常に想定内であり、冷静に物事を判断していくことを心がけています。
会社経営していくと、もちろん経営者だけじゃないと思いますが、人生には色々あります。そこをごちゃっとして人生を過ごしちゃうと、メンタリティがおかしくなってしまう。常に切り離して、心と物事は別だと考えています。
心がやられると何もできなくなりますし。心の病などですごく苦しんでいる方もいると思います。どんだけお金持ちでどんだけ成功したって心が病んでいたら何もなりません。極端に言えば、どんなにお金がなくてホームレスだろうと心がハッピーだったら、もしかしたら人生幸せかもしれない。生きる目的って幸せになることなので、心の部分というのが一番大事だと常々思っています。
エージェントの皆様は御社で働くことで、どのようなスキルや経験を積むことができますか?
当然のように、スキルアップしていきますね。うちのエージェントは間違いなく、普通の会社に勤めるよりもはるかに早いスピードで成長していきます。
これは理由が2つあると思っていて、1つ目は「ポジションが変わる」からです。いわゆるお金をもらうようなサラリーマンから、自分でお金を払う事業家としてのポジションに変わるので、今までになかったいろんな経験とか考えなければいけないことがあるんです。そこでいろんな壁にぶつかります。成長には絶対に失敗が裏側にあるんで、より多く失敗する人がより成長するのは確実なんです。
だから、ずっとサラリーマンの人はずっとサラリーマンをやり続けてもあまり変わらないから成長ってないわけですよね。でもサラリーマンが事業家になったらいろんな壁にぶつかるんです。そこで必ず成長は起きないわけがない。もちろんそこから逃げたら成長しないかもしれないですけど、そこを一つ一つ超えていくと絶対成長はあります。
もう1つは「環境」だと思うんです。例えば、本田圭佑選手がACミランに行ったり、大谷翔平選手が花巻東高校から日本ハム、エンジェルス、ドジャースと環境を変えながら成長しているように、環境って大事なんです。
私たちで言うと世界ナンバーワンの不動産エージェント会社、それがRE/MAXなんです。
以前、アメリカに行った時も、アメリカのRE/MAXのエージェントは『私たちはRE/MAXなのよ、他とは違うのよ、私たちはブランドなのよ』みたいな感じで、発言をするわけです。そういうブランドの価値があるところに入る、いわゆる環境ですよね。
RE/MAX Revo=当社は、全国のRE/MAXグループ50から60社の中で、全国で一番エージェント数が多い会社なので、良い環境を作れている自負はあります。お手本となるようなエージェントさんたちもいます。エージェントって一匹狼でやっていくイメージがある方もいると思うんですけど、実はそうじゃないんです。
アフリカのことわざで『早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け』というのがあります。遠くに行くための成長には仲間の力が大事なんです。
それがRE/MAXだったら叶うんじゃないかな。
これから一緒に働く方へ:どのような方と一緒に働きたいですか?
基本的には、前向きに働く人、働くことが好きな人と一緒に働きたいというのはあります。ただ、僕もサラリーマンの時そうだったんですけど、前向きに働くってやっぱり難しいんですよね。サラリーマンやっていたら本当にやっぱり誰かのせいにしちゃう時もあるし、せざるを得ない時もあったんです。
そういうモヤモヤがあって、『いやいや、俺100%の力出せてないな』っていうなんか悩んでる人っていうのは、ぜひ面談に来てほしいですね。
そこでもう1回、「働くということ」に対してしっかりお話しして、うちじゃなくても、またサラリーマンを続けるにしても自分で事業やるにしても、働くうえでヒントになるようなことは、面談の中で必ず伝えられる自信があるので、自分の人生や働き方に悩んでる方、真剣に考えてる方、そういう人に来てほしいなと思います。
あとはやっぱり働くっていうことは人生の大半だと思ってるんです。プライベートと仕事を切り離して考えましょうっていう考え方の人もいるんですけど、「プライベートで楽しむためのそのお金ってどこから来るの?」と考えたら、仕事となる。
どうしても仕事には一定の時間を取られますが、そこの時間だけ心殺してやるって非常にもったいないと思っています。仕事が楽しかったらプライベートも楽しいと思えてくるので、まず仕事を前向きに楽しく一緒にやっていける仲間を募集しています。
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