CURATION
2020/04/01
不動産仲介業でもセミリタイアはできるの?
セミリタイアをしたいと考えている人にとってどんな事業を選ぶべきかは大きな課題です。
セミリタイアできる可能性がある事業として不動産業がしばしば注目されていますが、本当に実現できるのでしょうか。
特に不動産仲介業でセミリタイアをするにはどんな方法があるのかを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしていただければと思います。
セミリタイアとしてよく注目されている不動産系の業種
不動産業によるセミリタイアでよく話題に上っているのは仲介業よりもむしろ賃貸業です。不動産投資とも呼ばれていて、セミリタイアを見越して副業として始めている人も多くなりました。
ビジネスモデルあるいは投資モデルは単純で、ローンを使って不動産を購入し、その不動産の賃貸経営をすることで利益を得つつローンを返済するというものです。このような仕組みの賃貸業がセミリタイアにつながるのは、賃貸経営が安定していればあまり業務をこなす必要なく家賃収入を得て生活を築いていけるからです。
ただ、実際には経営のために賃貸管理をしなければならず、業務委託をしたとしてもある程度の業務量をこなさなければなりません。
仲介業でもセミリタイアをすることができます
不動産業によるセミリタイアでは賃貸業ばかりが注目されていますが、実は仲介業でもセミリタイアを実現できる可能性があります。
仲介業のビジネスモデルは物件のオーナーと利用者の仲介をして契約を締結させることで仲介手数料による収入を得るというものです。売買契約なら額面の約3%、賃貸契約なら家賃1ヶ月分が相場なので、契約を取り付けるごとに大きな収入を得られます。
しかし、収入は得られそうでもセミリタイアのときには業務量がどのくらい多いのかが懸念点になるでしょう。経営状況によって業務の多さには違いがあるものの、情報システムを使うことで負担を減らす方法も生まれてきています。
また、業務委託をしたり従業員を雇用したりして事業を営んでいくことも可能です。仲介業では顧客への対応を常にする必要があるため、このような方法を使ってセミリタイアでも事業を継続できる仕組みを整えることが重要になります。
一方、仲介業でセミリタイアを目指すときには物件の紹介の依頼をコンスタントに手に入れて契約を成立させていかないと安定した収入が得られないことにも注意が必要です。
マーケティングを積極的に行い、仲介を依頼したいと思う顧客の獲得を目指すことは常に求められます。
また、大きな売買契約を取り付けられるとその分だけ大きな収入を得られますが、安い家賃の賃貸物件の契約だけを仲介していてもあまり利益を得られずに悩みがちになります。
この点も考慮して、安定した収入を得られるような工夫をするのも大切です。
セミリタイアに重要な三つのポイント
仲介業でセミリタイアをしたいときには以下に示す三つのポイントを押さえておくのが大切です。業務負担を減らしつつ安定した利益を得られる事業基盤を作るためには何が必要なのかを確認しておきましょう。
業務委託や従業員を活用する
仲介業の業務量は顧客が増えるほど多くなっていきます。また、独立起業をした場合には経理業務やマーケティング業務なども行わなければなりません。
それが負担に感じられるほどの量になってしまうリスクがあることを念頭に置いて、業務委託を利用したり、従業員を雇ったりして対策をするのが重要なポイントです。他の企業や人材の力を生かすことによって、大きな収益を得ることよりも業務負担を最小限に抑えつつ、事業を安定させるのを目指しましょう。
賃貸業を並行して行う
安定して収益を得られるようにするには賃貸業も並行して行うのが効果的です。
自分で賃貸経営をする物件を持つことで家賃収入を得られるようになります。その物件の紹介は仲介に当たらないので仲介手数料を請求することはできませんが、入居時に礼金で稼ぐようにすればきちんと収入を得られるでしょう。
仲介業だけだと閑散期になると収入が安定しなくなりがちですが、賃貸業も行えば安心して生活できる収入を確保できるのです。
サポートを利用する
セミリタイアでもうまく収益を得られるようにするために情報システムを導入したり、人材を確保したりするのは初めて起業する場合には大変になりがちです。
独立起業をサポートしてくれるサービスを積極的に活用し、安心して経営できる基盤を作るようにしましょう。
RE/MAXでは、エージェント同士でアドバイスやサポートする体制が整備されているので安心して事業を始める基盤を作り上げることができます。
記事のまとめ
不動産業では賃貸業によるセミリタイアの例がよく知られていますが、仲介業でもセミリタイアに成功している人は大勢います。
仲介業の場合には賃貸業に比べても業務量が多くなる可能性はあるので業務委託や従業員を上手に活用して事業を行うようにしましょう。安定した収入を得られる仕組みを作り上げることも大切なので、マーケティングに力を注ぐだけでなく、賃貸業も並行して行うのが賢いやり方です。
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